Z軸で遊べ

シェアハウス専門ポータルサイトのスタッフによる、シェア生活を楽しむための探検レポートブログ。東京、神奈川、千葉、埼玉、 そして全国各地のシェア賃貸住居をひたすら探検する専門ポータルサイトの隊員達。明日はあなたの物件へ・・・!?

壁紙で変わる景色。


間取りを眺めるのは、実に楽しい。街の不動産屋さんの前を通る際に、間取りがチラと目に入ってしまったが為に約束の時間に遅れそうになったこともあるほど。電車の時刻表で旅をするように、間取りを眺めながら暮らしを想像するのが醍醐味なのです。

ただ、間取り図では得られない情報もあります。それが、z軸の空間。生活する上で一番目にしている、いわゆる「壁」のこと。

壁といえば「白」ですか?どんな家具にも無難に合いそうだから?いえいえ、まだまだ工夫の余地はたくさんありそうです。

今回ご紹介する「Dacha House 砂田橋」の見所は、間取図からは想像できないz軸へのチャレンジ精神にあります。

元記者という、まったくのイチから出発したオーナーさんの住まいづくり。その節々から感じる遊びゴコロを体験していきたいと思います。


Dacha House 砂田橋」は、幾棟も並ぶ15階建てマンション郡の中の一棟、14階に位置します。

マンションを取り巻く環境はというと、敷地内に大きな公園があったり、川沿いだったりと、なかなか素敵なポテンシャル。

駅近ながら、のんびりとできそうです。

高層階ということで、階段を使うことはほぼないでしょう。エレベーターで14階まで直行します。

ちなみに、細かなユニットごとにエレベーターが設置されていますので、なかなか乗れないという状況はあまりないかと。

エレベーターを降りて、すぐ突き当たりがシェアハウスの玄関。

玄関まわりの設備はそれなりに年季が入っています。

鍵はナンバー式。インターホンはカメラ付きです。


鉄製の玄関扉は重量感があります。

ぐぐぐっと力を込めて開けると、なにやら扉の裏側の眩さに驚くことでしょう。

正面の黒い扉の奥はキッチン、左手にラウンジがあります。

あらためて玄関周りを見返すと、玄関扉の存在感がやはり圧倒的で目を引かれます。靴箱は割とスリムですが、背丈があるので収納力はまずますありそうです。

この扉の柄は輸入物の壁紙を貼ったのだとか。これまで山ほどの物件にお邪魔したはずなのですが、道理で見たことのないはずです。

ちなみに、床は改装前からこの床だったのだそう。こちらもなかなか見ない柄ですが可愛らしく素敵な色合いです。

強い個性に囲まれてこそ、浮き彫りとなった良さなのだと思います。


それでは、リビングへ。

奥行のあるリビングは、正面の壁全面に広がる窓が気持ちよく、太陽の光がリビングの端まで届きます。

また、よく見るとダイニングとソファスペースが緩やかにゾーニングされています。

振り返るとこんな感じ。

割とスタンダードなレイアウトかと思いますが、つかず離れずのちょうどいいコミュニケーションがとれそうです。

そして、窓からは14階からの風景。

これがかなり気持ちいい。スカッと抜ける景色は清々しいです。右手には名古屋ドームが映りこみます。

これだけ空が近くにあると、さぞかし夜空も素敵なことでしょう。夏は天の川、冬はキラキラと澄んだ空に白い息を浮かべたり、なんて。

そして、曇りや雨の日でも夜空を楽しめる秘密があるのです。それが、この壁。

カーテンを閉めて、電気を消すと・・・

ほら、夜空(!)。蓄光加工が施されたクロスが壁、そして天井に張られています。

一見、少々若すぎるテイストかなとも思うのですが、現地で体感すると圧巻、これはこれでアリかなと思います。大の大人でも胸がときめきました。

ブラックライトが設置されたフロアスタンドもあるので、いつでもキラキラを堪能できます。

窓の前から全体を見渡すと、結構な広さ。高層階に位置するリビングということもあり、なかなかの充足感が得られます。

キッチンの周りにはたくさんのお花。華やかな食卓は自然と会話も弾むものです。


それでは、キッチンを見ていきます。

キッチンは家庭用の手に馴染む感じ。広すぎず、狭すぎず、端まですぐに手が届く規模感です。

シンクもこの通りしっかりと容量があるので、料理の途中で溢れかえる心配も少なそう。

なかなか見ないホワイトカラーのガスコンロ(特注品とのこと)。つまみのオレンジ色がかわいいです。

キッチンの対面側は、カウンターも兼ねている食器棚が設置されています。

炊飯器と電子レンジは、ダイニングテーブルからも手の届く距離に。おかずを温める、ご飯をおかわりする、そんなシーンが容易にイメージできます。

また良く見ると、キッチンまわりには赤色が集まっています。ポップなカラーリングのほうが、クッキングタイムも楽しくなるはず。

注目していただきたいのは、この赤い扉のクロス。写真では判りづらいのですが、模様が浮かび上がってくる3D壁紙。

随所に、遊び心が散りばめられています。


さて。玄関脇の廊下の先には専有部、そして水まわり設備があります。

まずは、廊下左手にある水まわり設備から見ていきます。

ドアを開けるとこんな感じ。コンパクトな空間のなかに洗面台と洗濯機が設置されています。

右手奥にバスルーム、手前にトイレがあります。

ひとつ注意しておきたいのは、このスペースが脱衣室も兼ねていること。込み合う朝の時間などは、バスルームの使用は控えめにするなり、ルールを決めるなりしたほうが良いかもしれません。

バスルームは、往年のホテルにある貫禄を彷彿させる佇まい。決して、広くはなく新しい設備でもないですが、間違いなく良いモノなのでしょう。

リフォームの際に訪れた施工屋さんも、「これを取り替えるのは勿体無い!」と口にしたそう。お墨付きです。

トイレはウォシュレット付きです。


それでは、お待ちかね。専有部をみていきます。まずはリビング脇の1401号室。

大きな掃き出し窓が開放的。すわり心地のよさそうな椅子も置かれています。

収納もオールシーズン分の衣服が収納できる容量があるかと思います。

そして、気になるのは壁一面のカーテン。これにはワケがあります。

カーテンをさーっと開けると、折りたたみ式の扉がずらり。

扉を全て開けると・・・、

リビングと一体化するというわけ。かなり大胆です。

心配なのは音問題ですが、ガッチリと閉まる扉&遮音性のある厚手のカーテンの効果もあって、筒抜け状態ではありません。

ただ、やはり変わった仕様ですし、現地での慎重な確認は必要かと。

もちろん、鍵も閉まります。縦型のスイッチがかわいい。


続いては、1402号室。

頭では和室とわかっているもの、なんとも不思議というか、新鮮な感覚。

ギラリと光る襖は、フロアライトともシンクロ。

よく海外のドラマや映画に出てくるジャパンテイストて、こんな感じですよね。ギラギラしたド派手ポップな着物ガールが登場するイメージです。

ぜひとも、格好良く住みこなせる人に入居してもらいたい部屋。和室も、あたらしい切り口で楽しめそうです。


こちらは1403号室。

間取りはシンプル。収納は大きめ。

個性の強い前者2部屋に比べると、テイストもあっさりとしていて、シンプルで使いやすそうです。

デスクの正面には半円型の手すりが付いた、大きく開口する窓。

景色は抜群に良いです。小ぶりですが、せっかくのナイススポットなので、グリーンを育ててみてはいかがでしょう。

照明はリモコン式。スイッチひとつで白熱色、蛍光色の切り替えができる優れものです。


最後に1404号室。

1403号室同様にシンプルな間取り&テイスト。

でも、収納に張られたクロスをよーく見てみると、毛皮のような模様。しっかりフックも効かせています。

物件全体にも言えることですが、ファブリックの質がとてもよいのです。

クッション、カーテン、レース、タッセルに至るまで、よく吟味された上で調達したんだろうなぁと関心するほど。

窓辺の木の葉舞い散るレースカーテンも、このビューにはピタリとハマリます。

カーテンを開けると、風がふんわり。部屋の空気をさらっていきます。


自転車はマンションのガレージへ停めることになります。また、自動車用の駐車場も有料で利用できるとのこと。

マンションの敷地内には大きめの公園もあり、元気いっぱいの子供の声が聞こえてくる光景も日常的になりそう。

休日にふらり腰掛けて、読書に興じるにはなかなか良いのではないでしょうか。


最寄り駅は各線・砂田橋駅

駅を出るなり、24時間営業の大きなショッピングセンターがあり、かなり便利かと思います。また、周辺には名古屋ドームもあるので、ドラゴンズファンの方はそういった面でも要チェックかと。

この子にもばったり会えるかもしれません。

ちなみに、本山駅までは乗り換えなしで6分、栄駅までは15分、名古屋駅へは栄で乗り換えて21分と行動しやすい土地柄。これもメリットかと。


運営・管理されるのは、「Dacha Anna」さんです。

写真では奥さんしか写っていませんが、日本人の旦那様と夫婦で運営されています。

今回、シェアハウスを運営しようと物件作りをはじめるにあたり、リフォーム用のパンフレットを眺めては「これでは楽しくならないだろう」と落胆していたのだそうです。

されど、行動力のある人はここからが違う。自身でインターネット駆使してクロスを探し出したり、業者さんから掘り出し物を聞き出したのだそうです。

一般の賃貸よりも、実は幾分も大変なシェアハウスの運営・管理。このような熱意と行動力のある事業者さんに出会えると、内心”ほっ”と探検隊員も心強かったり。

中部エリアでも数が増えてきたシェアハウス。ここらでひとつ、インパクトのある物件を探していた方は、こちらからお問い合わせください。


そういえば、玄関の天井に張られたクロスは青空模様でした。

電気を消せばこの通り。この遊び心には、ニヤニヤさせられます。

(イシクラ)

http://chubu.hituji.jp/

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