シェアハウスとパーティー

なんだかんだで、基本的には楽しいシェアハウスのライフスタイル。やっぱり、パーティーなんかも多いの?

今回のテーマは「シェアハウスとパーティー」です。シェアハウスの入居希望者は、ある1つのポイントで2通りに分けることができます。それは、「パーティーを望んでいる人と、望んでいない人」です。

シェアハウスでは1つの建物で多くの人が生活し、共同の設備を利用しますから、どんな物件でも必ず他の入居者と交流する機会を持つ事になります。勿論、その際にお互いの迷惑にならないように配慮する事はキホンですが、そこからさらに進むと、「他の事業者と仲良くなって、皆でワイワイ楽しみたい」と思う人と、そうは思わない人がいます。

シェアハウスへの入居には「ワイワイ楽しく」というメリットの他にも、経済的なメリットや場所的なメリット、そして滞在期間上のメリットを求めて入居してくる人もいます。例えば3ヶ月程度の出張のために、シェアハウスを利用している人や、地方から出てきて、1人で住むための賃貸物件を探している間だけ入居する場合などです。なので、もしもあなたが「ワイワイ派」だったとしても、そうでない人もいるという事は認識する必要があります。また、基本的にはワイワイ派だけど、仕事が多忙な時期で、ちょうどワイワイしている場合じゃない人もいます。パーティーで騒ぎすぎて他の入居者とトラブルになった、というのは、シェアハウスでは比較的良く聞くトラブルの1つです。

実はこの辺は、実は事業者さんによっても姿勢にバラつきがあります。事業者さん主体でどんどんパーティーを企画するような所もありますし、物件内でのパーティーを禁止している所もあります。なので、ワイワイ派もアンチ・ワイワイ派も、最初から自分の要望に合った物件選びをする事がまずは大事です。

パーティーの効用

さて、まずはパーティーを巡るトラブルについて書きましたが、次はシェアハウスでパーティーを行う事の意味について見ていきたいと思います。個人的には、ある程度の頻度でパーティーを行う事は、居住者にとっても運営事業者にとってもメリットがあると考えています。

パーティーを行う事の、居住者にとってのメリットとは?まず、当たり前ですが他の居住者と親しくなる事ができます。相手を知ることで自然とお互いを気遣う事ができるようになるので、シェアハウスでの生活が快適になります。単純に生活自体が楽しくなる、という事もあるでしょう。たまたま醤油が切れていた時にも、貸してもらえるかもしれません(具体的)。また万が一他の居住者との間でトラブルがあった時に、ひょっとしたら助けてくれるかもしれません。

次に運営事業者にとってのメリットです。実はパーティーは入居側以上に運営時業者側にメリットがあります。

まず、トラブル防止です。パーティーの実施によって、入居者同士が仲良くなり、お互いを気遣うようになります。お互いを知ることで、最初に言ったようなワイワイ派とアンチ・ワイワイ派のトラブルのような事も事前に防止できます。また、他の利用者の事を気遣う事で、シェアハウスの設備や備品の取扱いマナーが向上する事もあります。さらに、居住者同士が仲良くなる事で物件内の居心地が良くなると、それに伴って「入居期間が長くなる」傾向があるようです。入居期間が長くなれば運営事業者は新規の入居者獲得の手間を省く事ができ、広告費や空室期間の機会損失も発生しません。

つまり、長期の入居者が増えれば増えるほど、シェアハウスの運営は安定します。敷金・礼金や更新料の無いシェアハウスでは、これは重要なポイントです。そして、上に挙げたような効果をしっかりと作ってゆくためには、一定期間毎に運営事業者主催でパーティーを開催し、できるだけ居住者同士がまんべんなく交流できるよう配慮し、同時に事業者と居住者との距離を近づけ、気軽に不満やトラブルについて連絡できる関係を作り上げてゆく事が大切です。

単に居住者とベタベタすれば良いというものでもありません。管理担当者や運営事業者のキャラクターもありますから、それぞれに適した方法や距離感覚を見つけて、ケース・バイ・ケースでその物件ごと・事業者ごとの文化を作り上げてゆけば良いとおもいます。

最後に1つだけ。シェアハウス物件内のパーティールール。

最後に1つだけ。共用食堂など、パーティーに使用するスペースと居住部との距離が近い場合(同じフロアにある場合など。ほとんどの物件がそうです)、共用スペースで騒いでよい時間帯を明確に制限してしまうと、トラブル防止に有効です。時間期限は23時?24時30分頃に設定するのが適当でしょう。ワイワイ派とアンチ・ワイワイ派のトラブルはこれで大抵は防げるはずですし、事業者側で注意する時にも、指定した時間を「守った・守らなかった」という形で注意ができると、「周りを気遣って下さい」といった曖昧な表現で注意するよりもスッキリ伝える事ができます。

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